City Switch 2010 IZUMO:: Message from Jun Inokuma
City Switch 2010::猪熊純さんからのメッセージ
出雲神迎の道地区等:建築・環境・再生ワークショップ
「City Switch 2010 出雲:: つながりをデザインする」

猪熊純/成瀬猪熊建築設計事務所/首都大学東京 助教
「猪熊純さんからのメッセージ」
雲州平田・木綿街道は、東に宍道湖、東西を貫流する船川と水路に恵まれ、古くから商家の荷を運ぶ市場町として利用されてきました。
とくに、江戸末期から明治初期にかけては、「平田木綿」が大阪や京都で良質の木綿として高く評価され、船川周辺は木綿の集散地として多くの船が往来し、賑やかな市場町として発展しました。また街道には多くの商家が軒を連ね町の繁栄を支えました。
現在では鉄道や交通の発展とともに、木綿街道は次第に使われなくなりましたが、 当時の賑わいを偲ばせる「酒蔵」や「しょうゆ蔵」などの商家、旧家の建物が残っており、下町情緒を今に伝えています。
今回はこの平田地区に残る、築200年以上の酒屋の空き家「旧石橋邸」を活用すべく、インスタレーションを計画します。この地域で最も大きく、古い建物の一つです。美しい畳の部屋と庭を持つ母屋、巨大な木構造と薄暗い室内の倉が、時を止めたかのようにひっそりと佇んでいます。
私たちのチームは、この建物に宿泊しながら作業をし、創作を行います。また、作品の質の向上のため、メールや打ちあわせ等にて、予めイメージを共有する予定です。われこそは、と思う方々はぜひ応募してください。きっと記憶に残る夏になることと思います。


