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City Switch 2010 IZUMO:: Message from Takayanagi SEIYA
City Switch 2010::高柳誠也さんからのメッセージ

出雲神迎の道地区等:建築・環境・再生ワークショップ
「City Switch 2010 出雲:: つながりをデザインする」
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高柳誠也/東京大学 工学部社会基盤学科 学部4年生


前回2008年のワークショップでは参加者として、今回2010年は事務局として参加してくれている学生・高柳さんからメッセージをもらいました。


「高柳誠也さんからのメッセージ」

City Switch 2010 Izumoに向けて

「地方都市が抱える課題に対して僕らの世代は何ができるのだろう?」この問いに対する自分なりの答えが見つからず、もやもやしていた時期にCitySwitch Izumo 2008の募集があったので、2年前に思い切ってワークショップに参加することにしました。ワークショップでは議論をぶつけあいながらまちをより活気づけるための仕掛けができないかとグループのメンバーと一緒に考え抜き、大変だったけれど、充実した時間を過ごすことができました。私にとって2年前のこのワークショップはとても貴重な体験でした。

最初の問いに対しての自分なりの解答はまだはっきりと出ていません。しかし、2年前の出雲での経験を踏まえて、地方都市をすべて一括りにして一般解を求めるよりも、実際にまちに向き合って臨床することが必要なのではないかと強く思うようになりました。というのも、一般解を様々な都市に適用していくことの限界は明らかであって、そもそも一般解と考えられていたこと自体の効果が疑われてきていると思っているからです。

最近私は「まち医者」になれたらいいな、なんてことを思っています。活気のない街を診察して、元気になるようにアプローチするような、まちを対象とする臨床医のような存在が必要なのではと考えています。実際に地方都市の多くが声を上げてまち医者の往診を待っているような気さえするからです。

今回は裏方のスタッフとして参加させていただくことになりました。CitySwitchのコンセプトは地方都市の再生への新しいアプローチの方法であって、大きな可能性があると思っています。ワークショップの形式であるから、都市構造を変容させるようなまちの大手術をすることはできないし、問題を抱えるまちに突然電気ショックのような荒治療を施しても、効果は一瞬だけでまちはまたすぐに疲れてしまうかもしれません。

でも、小さな仕掛けでまちが良い方向に変化していくきっかけを作ることはできると思っています。我々人間に例えて言うなら、度のあったメガネをかけたり、足にフィットする靴をはけば、自ずと生活の質が向上していきます。このワークショップではまちにとってのメガネや靴になるものを残せればいいと私は考えています。そうすれば、それがきっかけとなりまちがより良い方向へと進んで行くのではと思っているからです。

いろんな仲間と一緒に熱く議論して、記憶に残る夏にしましょう。スタッフとして、すばらしい提案ができるように出来る限りのサポートをしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。