City Switch::What is City Switch?
City Switchプロジェクト::とは?
Ver. 2008/04/23
SORRY, ONLY IN JAPANESE NOW!
City Switchは複数の国と都市をつないで、都市デザインの知識やアイデアを交換し、都市の再生を考えていこうとするプロジェクトです。資本や情報が集中する大都市ではなく、中小の都市に焦点をあてるところに特徴があります。社会構造の変化にともなって、中小の都市には課題が山積していますが、その解決法は大都市がとりうるものとは異なったものとなるでしょう。高度成長期にある国や都市、成熟期を迎えた国や都市、衰退の危機にある国や都市。様々な背景をもった人々が集い、共同の作業を通じてアイデアを発見し、体験してみることで都市再生への手がかりを作り出すことがこのプロジェクトの目指すものです。
2008年8月は、このプロジェクトの第一弾として「出雲 まちを元気にする技術」(仮)と題して島根県出雲市の再生を考えます。出雲大社への歴史的な参道である「神迎の道」、伝統的な街並みの残る「木綿街道」、中心市街地に位置するアーケードと町のシンボル的な水空間である「サンロード中町+高瀬川」を対象地域として計画しています。
2009年以降も出雲でのプロジェクトは継続される予定ですが、オーストラリア、中国、インド、ドイツ、ブラジルなどの都市を巡る「旅するワークショップ Traveling workshop」として展開していきたいと考えています。
□都市間の交流
異なる歴史、文化を持つ都市から集まった人々の交流によって、知識やアイデアを交換し、都市の魅力や新たな都市再生の方法を生み出すことを目指しています。
□中小の都市へのとりくみ
大都市と異なる手法が中小都市の再生には必要とされるでしょう。最小限の介入によって、最大限の効果をあげる手法を豊かにすることを目指しています。そのためにはインフラ整備や新しい建物の建設などとあわせて、既存の建物改修、家具の提案、イベントのデザインといったものを積極的に考えていきたいと考えています。
□シンボルとしてのモバイル・パビリオン
このイベントのシンボルとしての移設可能なパビリオンをシドニー工科大学、東北芸術工科大学との共同で制作します。このパビリオンには対象都市の様々な情報が収集され、それを閲覧できる装置を備えます。イベントの中心に設置され、様々なイベントがここの周りで繰り広げられます。
□可能性のプレゼンテーション
このプロジェクトを通して集まった知識やアイデアは、報告書や展示パネルのような形でまとめられるだけではなく、一般の方にも楽しみやすく、再生後の場所の賑わいなどを感じられる体験的な発表となるように考えています。こうしたことで、場所に潜んでいる様々な可能性のプレゼンテーションとなることを目指しています。
■背景:
20世紀の初頭には都市の高密度は都市問題の根源であると考えられ、緑と太陽と空気はアテネ憲章の基本的原則であり、キャンベラやブラジリアのような、公園的な低密度の都市が建設された。その後、都市計画家の予測以上に、モータリゼーションが世界中に行き渡り、世界中で都市郊外が普遍的な居住地となった。そこでは、伝統的な都市の輪郭が消失し、そのかわりに都市域は低密度で拡大し、グローバルな製造業(自動車)と流通産業と情報産業が人々の生活と風景を支配している。
その一方で、20世紀の半ばには、既にモダニズム都市に対する反撃がおこり、高密で用途が混在する規制市街地への評価によって行われた。更に新自由主義の経済は、都心の復興に資本を投下し、消費刺激装置として強化していった。また、近年の環境意識の高まりは、コンパクトな市街地をサステーナブルな都市形態として高く評価するようになってきた。
また、西欧都市に比べて遅れて工業化したアジアの都市は、いずれも一都市の規模が大きく、人口密度が高く、独特の都市文化を育んでいる。
理念、経済、文化、消費、モビリティなどが、人口密度に関して多様な都市的現実を作り出しており、どれかが他に比べて圧倒的に合理的で優位ということは無くなっている。
(東京大学大学院教授 大野秀敏)
■プログラム作成:
地元建築家、都市計画家、行政、市民などの協同で、どの敷地に、どういった規模や機能をもった建物、ストリートファニチャー、広場などをデザインしてもらうかを議論します。このプロセス自体がひとつのワークショップであると考えます。提案がまとまり次第、各種資料、図面、写真などをまとめ、翻訳を行い共有します。
ワークショップはこのプログラムをもとに行われます。
■対象都市での様々なイベント:
対象都市でのワークショップ、プレゼンテーション、展示、シンポジウム、コンサートなどのイベントを行います。
空き店舗などをワークショップの作業場所、レクチャー会場、休憩所、食堂、宿泊場所などとして使用し、にぎわいのある状況を作りだしたいと考えています。会期中には音楽、美術などの関連イベントも実施し、直接まちづくりに興味のないかたの来場も促します。セルフビルドによる店舗の再生などを実際に行うことも考えています。
このイベント空間自体をインスタレーションなどを活用して、街の再生の可能性を体感させるものとしたいと考えています。
■主要スタッフ/協力組織:
こちらをご覧ください
■これまでとこれから:
